チョコレートを使ったお菓子を作る際に必ず工程に含まれる「溶かす」「固める」という作業。
この記事ではチョコレートの溶ける温度や固まる時間について解説していきます。
ぜひチョコレートのお菓子を作る際の参考にされてくださいね。
チョコレートが固まる温度と時間
チョコレートは常温でも固めることができますが、基本的には冷蔵庫で固めたほうが時間の短縮になります。しかし、チョコレートを急激に冷やすと油脂が分離してしまい食感が悪くなることがあるため、よっぽど気温が高くない限りは常温で固める方がオススメ。
固まる時間の目安としては、市販の板チョコを溶かし、型抜きに入れて冷やした場合は、固まるまでの時間は冷蔵庫で約1時間。常温の場合は5時間前後。常温の場合は夏場と冬場で変わってきます。
また、生クリームを使った生チョコの場合は固まるまでの時間が長くなります。冷蔵庫に入れて2時間は必要。
チョコレートが上手く固まらない時の対処法
チョコレートが常温で上手く固まらないときは、気温が高すぎる、もしくは材料や調理過程に原因が考えられます。気温が原因の場合は常温で固めるのは諦めて冷蔵庫で冷やしましょう。
材料や調理過程で上手く固まらない際に考えられる要因は、生クリームを入れ過ぎていることや、テンパリングが上手くいってない場合が原因になっていることが多いです。
生クリームをたくさん使う際には、カカオ分が多いチョコレートを使うと良いでしょう。
また、テンパリングのときに余計な水分が入らないように注意しましょう。水分もチョコが固まりにくくなる原因。
チョコレートが溶ける温度はどれくらい?
チョコレートが溶ける温度は17〜34℃程度。そのため、一般的に気温が20℃以下の場合は過度に心配する必要はないでしょう。
しかし、夏場の場合は20℃を超える日が続きますよね。そんなときは保冷バックにいれて持ち運ぶことで、溶けるのを防ぐことができます。また、チョコレートは気温だけでなく湿度にも弱い食材。夏場に持ち運ぶ際には保冷対策が必須。
その他の対策として、チョコレートが空気に触れないようアルミホイルで包むのも良いでしょう。
チョコレートが溶けだした時の対処法
チョコレートが溶けだした場合は、そのまま冷蔵庫などで冷やし固めてしまうとブルーム現象を起こしてしまう可能性があります。
ブルーム現象とはチョコレートの表面に白い斑模様ができてしまうことで、こうなってしまうと、風味が落ちて口どけも悪くなってしまっています。
そんなときは、ホットチョコレートにしてしまうのがオススメ。チョコレートを細かく刻んで、沸騰させた牛乳に入れてよく混ぜるだけなので、手軽に作ることができます。
まとめ
チョコレートの溶ける温度や固まる時間について理解できたでしょうか。
溶ける温度は17〜34℃。固まる時間は冷蔵庫で1〜2時間程。
ブルーム現象が起きたチョコレートは、いっそのことホットチョコレートにしちゃいましょう。
チョコレートを使ったお菓子を作る時は参考にしてくださいね。