パティシエの大変な時期をまとめてみた。最も忙しいのはクリスマスシーズン!

パティシエを目指す

どの業界でも忙しい時期とそうでない時期ってありますよね。

忙しい時期は、仕事にやりがいを感じれる一方で身体を壊しやすくなる危険性もあります。

事前に忙しい時期や、どれくらい忙しくなるのかを知っていれば若干なりとも対策を行うことが出来るでしょう。

今回の記事ではパティシエの繁忙期と閑散期について解説しています。これからパティシエを目指そうとしている方や、入社して間もないパティシエさんの参考になるかと思いますので、是非とも最後まで目を通してみてください。

最も大変なのはクリスマスシーズン

パティシエ業界にとって最も大変な時期はクリスマスシーズンでしょう。

12月23日〜25日のクリスマス期間は、パティシエにとっての正念場。1日に数百〜数千台のケーキを作らなくてはいけないため、当然ながらいつも以上に仕事をこなす必要があります。

ほとんどのお店ではクリスマスの1ヵ月前ぐらいから、クリスマスに向けたケーキの仕込みを始めます。大半のケーキを半完成品にして冷凍庫で保存し、クリスマスが近づくと解凍して仕上げていきます。そして、22日の深夜や23日の早朝から仕上げ作業をはじめ、短時間で数多くの製品を作らなくてはならないのです。

スタッフはフル動員となり、場合によってはスタッフの家族が手伝いにきたり、短期アルバイトを雇ったりしてお店が一丸となりケーキを作って売ります。

厨房の冷蔵庫にケーキが入りきらず、クリスマス限定で冷蔵車や冷凍車を借りて、車と厨房を行き来しながら作業するような考えられない光景も筆者は過去に見てきました。

クリスマス期間は1番大変ではありますが、お店スタッフがより一層「団結する日」だと言っても過言ではありません。普段の仕事の頑張りはクリスマスで活かされますし、急激な忙しさを乗り越えることで「全員が成長しているな」と誰しもが心から実感できるやりがいあるシーズンでもあるでしょう。

現場のパティシエにとって、「クリスマスは大変、でもケーキをたくさん作れて楽しい!」このような気持ちになれる、ある意味「パティシエのお祭り」とも言える特別な時期になります。

その他の繁忙期

クリスマス以外にも「バレンタインやホワイトデー、ハロウィンなど」繁忙期はまだまだあります。また、卒業式や入学式など人生の節目のタイミングも忙しくなる傾向にあるでしょう。

余談ですが、実はバレンタインの日に女性から男性にチョコレートを贈るのは日本独自の文化で、それに伴ってできたホワイトデーも日本で生まれたイベントだそう。

あとは、意外かもしれませんがお正月付近も忙しくなります。祝い事としてというのももちろんですが、ケーキというよりも焼き菓子を帰省の手土産として持って帰る方が多いからです。

正月飾りの焼き菓子のギフトなどが人気なので、アナタも手土産に買ってみるといいでしょう。

閑散期は夏場

梅雨が始まる6月頃から夏場にかけては、パティシエの閑散期だと言えるでしょう。

蒸し暑い夏場には甘いケーキよりもさっぱりしたものが好まれやすいため、洋菓子店の売り上げはなかなかあがりません。 店頭では涼しげなお菓子がメインで販売されるようになり、ゼリーやアイスクリームを夏季限定で作るお店もあります。

とは言っても商品単価が安いこともあり、夏場に安定した売り上げを確保するのは難しいんですね。

まぁ夏に誕生日を迎える人もたくさんいますし、ショーケースがスカスカだと見栄えも悪くなってしまいますので、商品を作りすぎてロスにさせないように気をつけながら経営していくのが、夏場のパティシエといったところでしょう。

また、夏場は仕事量が減ることになるので休日を多めにとったり、長期休暇をとったりするお店が多いです。

仕事が落ち着くと時間に余裕が作りやすくなるため、あいた時間でスキルを磨くことが可能ですし、時間を有効的に使っていろんなことにチャレンジしているパティシエさんもいらっしゃいます。

まとめ

パティシエ業界はクリスマスシーズンが最も忙しいのですが、10月末のハロウィンをはじめとして、11月には七五三、12月には最も多忙なクリスマス。そしてお正月に、2月のバレンタイン、3月のホワイトデーや卒業式、4月の入学式シーズンと10月〜4月にかけて、しばらく繁忙期が続きます。

しかし、それとは対照的に5月〜9月は落ち着いた閑散期を迎えることになるでしょう。

閑散期は空いた時間を有効的に使い、体を休めたりスキルアップをして繁忙期に備えることがオススメになります。

また閑散期とは言えど、こどもの日や母の日、父の日などの行事はもちろん誕生日を迎える人もたくさんいますので、お客様に喜んでいただけるよう誠心誠意お菓子作りに励みましょうね。

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