パティシエあるある9選を紹介!転職するなら知っておきたい裏事情。

パティシエを目指す

どの業界でも不思議なもので、よく見かけたり聞いたりする「あるある」ってありますよね。

今回はパティシエを目指している方や興味がある方に向けて、パティシエ業界で5年以上勤務してきた筆者がパティシエ業界ならではの「あるある」をまとめてみました。

関係者しか感じたことのない裏事情や、そんなことあるの⁉と意外な一面を知れるかもしれませんので是非とも最後まで目を通してみてください。

パティシエあるある9選を紹介!

パティシエをしている方やお菓子業界に携わっている方が、共感してクスッとできるような「あるある」ネタを9つ紹介します。

パティシエではない人からすれば、意外に思う項目もありますので楽しみながら読める内容となっていることでしょう。

□パティシエあるある9選

  1. 職業を伝えるとお菓子作ってと言われる
  2. いつのまにか家でお菓子を作らなくなる
  3. 火傷の跡がめちゃくちゃ増える
  4. 夏場は汗だくでカスターを炊く
  5. クリスマスシーズンは衝撃の忙しさ
  6. ほぼ毎日ケーキ食べてる
  7. 生クリームとホイップクリームの違いに敏感になる
  8. 国産と海外産のイチゴも違いに敏感になる
  9. ケーキの食べ方が独特

職業を伝えるとお菓子作って!と言われる

パティシエをしていることを伝えると、周りの人に「お菓子作って!」と言われる機会がかなり増えます。

その相手がお世話になっている人や、これから仲良くなりたいと思っている人なら作ってあげたくなりますが、そうでないなら「お店に買いに来て頂けると幸いです。」このように言ってやりたいと心の奥底では感じることも。

時にはノリだけで言ってくる人に対して「本当に食べたいと思ってる?」とイラっとしてしまう場面もあります。

いつのまにか家でお菓子を作らなくなる

職場でのお菓子作りに慣れると、家でのお菓子作りがものすごく大変な作業に思えます。普段から家でお菓子を作っている人でないと、もはや器具や材料を揃えるのさえ一苦労。

また、個人的には家庭用のオーブンでお菓子を上手く焼ける自信がないんです・・・

パティシエが働くケーキ屋さんはそれだけ設備が充実していると言うことですね。

でもこんなことを言いながら、ふとしたとき家庭内でお菓子を無性に作りたくなってしまう事もあるのでパティシエのさがなんでしょう。

火傷の跡がめちゃくちゃ増える

業務用のオーブンはサイズが大きいため、お菓子の焼き加減を見る際にウッカリ鉄板に触ってしまったり、ジャム作りやカスタードを炊く際に鍋から材料が飛び跳ねたりして、腕に火傷の跡ができることが良くあります。

最初のうちは火傷をしないように気を付けているのですが、そのうち火傷が増えていく度に段々と気にしなくなり、いつの間にか腕が火傷の跡だらけに。

夏場になると半袖になる機会が増えるのでパティシエとして働いている現状を知らない方に火傷の跡を見られるとよく驚かれてしまいます。

夏場は汗だくでカスターを炊く

カスタードクリームは、パティシエ業界で略して「カスター」と呼ばれることが多いです。(もしかしたら筆者の周りだけかも?)

カスターは高い温度でひたすら材料を混ぜ続け、暑さと闘いながら作ります。かなり根気がいる作業にも関わらず、ほとんどのお店で毎朝カスターを仕込むことになるのでパティシエの苦行とも言えるかもしれません。

真冬の早朝でもカスターを炊いているとかなり暑くなりますので、それが夏場だと尚更に地獄の環境へと変化し物凄い量の汗が流れ出てきます。

炊いたあとは必ず水分補給をするのがお決まりのルーティンになるでしょう。

クリスマスシーズンは衝撃の忙しさ

12月に入ると世間は一気にクリスマスムード。街中にクリスマスの飾りがしてあり、クリスマスの曲が流れて皆が幸せな気持ちになれる特別な時期です。

しかしクリスマスはケーキが一番売れる時期になるため、パティシエからすると一年で最も過酷なシーズンになることでしょう。

お店はクリスマスケーキの仕込みで大忙し。クリスマスの数日前になると、通常の仕事をやりつつ、クリスマスケーキの準備も始めます。夜中まで作業が続くのは当たり前ですし、そのまま朝を迎え気付けば泊まり込みで働く職場も多いのです。

そんな大忙しのクリスマスですが、12月以降はバレンタインにホワイトデーとしばらく忙しい時期が続きますので、パティシエが身体を壊しやすいシーズンとしても恐れられています。

ほぼ毎日ケーキ食べてる

パティシエになると「毎日ケーキ食べれるの?」と聞かれることがよくありますが、実際に毎日ケーキを食べています。

フルーツやクリームなどは、しょっちゅう味見をしますし、ときには賞味期限切れになるお菓子を捨てるのがもったいないため食べることも。

そんな毎日甘いものを食べているパティシエはですが、意外と太っている人は少ないかもしれません。

華々しく見える一方で力仕事の多いパティシエは、甘いものを食べて摂取しているカロリーよりも多忙な業務により消費しているカロリーの方が多いのでしょう。

生クリームとホイップクリームの違いに敏感になる

一般的に生クリームは、動物性脂肪のみを原材料としたもので、ホイップクリームは原材料に植物性脂肪が入っているものです。実はパティシエ業界でホイップクリームを使う機会はほとんどないと言えるでしょう。

パティシエでない方の中には、もしかしたら違いがあることさえ知らなかったと言う人もいるかも知れません。

この2種類は非常に似ていますが、見た目も口当たりも全く違うので最初のうちは意識して食べてみることでその違いが実感できるかと思います。

国産と海外産のイチゴも違いに敏感になる

夏が近づいてくると、国産のイチゴがどんどん小さくなっていきます。そして、ある時から現れる巨大でぶつぶつした海外産のイチゴ。

「夏の間は苺を使わない」というお店もありますが、ホテルパティシエをしていると、ウェディングケーキの制作で、どうしてもイチゴを使うしかないこともあります。

国産と海外産は、見た目だけでなく香りも味も全く違う完全な別物なので、パティシエからすればかなり気にしちゃうポイントになります。

ケーキの食べ方が独特

パティシエがケーキを食べるときは、ケーキのクリーム、スポンジなどの層になっている各部分を分解し、分析しながら食べてしまいます。

味や香りもしっかりチェックするために、口に入れたあとはしばらくモグモグ…。ケーキを少しずつ分解しながら食べるので気づけばお皿の上がぐちゃぐちゃになることも。

周りから変な目で見られてしまうので、筆者は人前で食べる時はこの癖は封印するようにしています。

気を付けていてもついついやってしまうんですけどね…。

まとめ

筆者の経験や周りのパティシエ仲間の声をもとにあるあるを挙げてみましたが共感できる項目はありましたでしょうか?また、パティシエを目指していた人は今までと印象が大きく変わったかもしれませんね。

今回は9つのあるあるを記載してみましたが、他にもパティシエが共感できるあるあるを思い付いたら、また追加していこうと思います。

今後パティシエの方にお会いする機会があれば、あるあるネタを是非とも聞いてみてくださいね。以上

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