パティシエを目指すなら専門学校に学費を払ってでも行くべき?

パティシエを目指す

パティシエを目指したいけど専門学校に行くべきなのか迷っている方は多いのではないでしょうか。

筆者の意見としては

「パティシエになるなら専門学校には行くべき!」

このように考えています。

専門学校の製菓学科は、パティシエになるための知識や技術を効率良く学べるカリキュラムが設定されているだけでなく、本格的な設備・プロのパティシエ経験を持つ講師から学べる最高の環境。

洋菓子・和菓子・パンの作り方を学んだり、実際にカフェなどの店舗を使ってパティシエ業務を体験したりと、さまざまな方法で学習が行えます。

1〜2年間の学習でパティシエに必要なスキルを習得出来るメリットはもちろん、就職までサポートしてくれる専門学校もありますのでスムーズなキャリア設計にも向いてると言えるでしょう。

パティシエを目指すなら本格的な学習体制が整っている専門学校への進学を検討してみることをオススメします。

専門学校に通うメリット・デメリット

専門学校に通えばカリキュラムに沿って効率的にパティシエの知識を身につけることが出来ます。

無料で専門学校に通えるのであれば誰でも「行くべき!」ですし「行きたい!」と感じる事でしょう。

現実的には、専門学校に行く場合「学費」が掛かりますし、「1年~2年という期間」も確保する必要があります。

専門学校に通うか悩んでいる方に向けて

「メリットとデメリット」をまとめましたので参考にしてみてください。

専門学校に通うデメリット

専門学校に通う一番のデメリットとしては、やはり学費が高いことが挙げられるでしょう。

専門学校への進学を希望していても、学費の問題で諦めてしまう方は多くいらっしゃいます。

このような場合には、専門学校独自の「特待制度」「免除制度」があることを先ずは知るようにしてください。

特待生になれる条件は学校によってさまざまですが、入学試験で良い成績を取れば、特待生の資格が与えられる場合が多く、免除される学費に違いはありますが、授業料が全額免除になるところもあれば、半額や一部免除のところもあります。

他には、奨学金を借りて専門学校に通い、就職してから少しずつ返還していくという選択肢もあります。特に「日本学生支援機構」の奨学金は、多数の学校が対応していますので検討してみるのもオススメでしょう。

専門学校に通うメリット

製菓専門学校に通えばパティシエなら是非とも取得しておきたい国家資格「製菓衛生師の受験資格」を得ることができます。

また実習によるお菓子作りを経験しながら、基礎だけでなく現場で使える知識も学べるのでパティシエを目指すなら最もオススメな方法でしょう。

パティシエ経験者の筆者だからこそ言える意見として

お菓子を作る上で一番大切なことは知識。

温度や湿度、状態、作業環境などが仕上がりに大きく影響してくるお菓子作りは、クリエイティブでありながら「理論」で成り立つもの。

お菓子は科学と言われこともあり、専門学校ならカリキュラムに沿って理論を学ぶことができます。

お菓子作りを0~10まで学べる

専門学校では、お菓子の配合・扱い・仕上げ方などをカリキュラムに沿って一通り習うことができます。

基本の生地やクリームから焼き菓子やデセールまで幅広く経験できるので、卒業後社会人となり現場に入ったとき学校での経験を思い出しながらスムーズに仕事を吸収していくことができます。

また分からないことがあれば先生に質問できる環境も、学校に通って得られる大きなメリットといえるでしょう。

卒業後の就職が圧倒的に有利

専門学校を卒業したらパティシエとして旅立つ訳ですが、企業に雇ってもらえなければパティシエとして働くことはできません。

独学で学びパティシエを目指すなら転職活動のハードルが非常に高くなりますが

専門学校には個人店から大手企業まで新卒採用の求人が届くため、就職に圧倒的有利になるメリットもあげられます。

学校に行かずに就職活動をするより選択肢が広がることは間違いないでしょう。

パティシエ専門学校の学費ってどれくらい?

専門学校のメリット・デメリットを紹介しましたが、実際に進学するなら学費はどれくらい掛かるのでしょうか。

製菓専門学校1年あたりの学費は約150〜200万程度とされています。

一般的に大学へと進学する場合

初年度学生納付金額は平均130万円と言われていますので、それ以上の金額は覚悟しておくようにしてください。

実習の比率や教育体制、学校の設備が整っているところであるほど、学費は比例して高くなる傾向にあります。

専門学校に行くべきではない人

専門学校に通うデメリットにて学費が高いネガティブ要素をお伝えしましたが、それ以外にも状況によっては「専門学校に行くべきではない人」はいらっしゃいます。

筆者としては専門学校に通うことを強くオススメしますが

専門学校に行くべきではない人の事例も念のために記載しておきます。

□専門学校に行くべきではない人

  • 学費を支払う余裕が無い
  • 直ぐにもパティシエとして働きたい
  • 将来的にも独立する気がない

学費を支払う余裕が無い

お金が無くても「奨学金」の制度を活用すれば、専門学校に通う資金を準備できると解説しましたが

無理して奨学金を借りて学校に行けば、就職後の見習い時代に貰う少ない給与を奨学金の返済に充てながら、苦しい生活の中で必死に仕事をすることになってしまう可能性もあります。

学校にいくべきか迷っている方は、専門学校に通うことで得られるメリットとその分必要になる学費のことをしっかりと考えた上で、自分の道を考えるようにしてください。

直ぐにもパティシエとして働きたい

専門学校は基本的に1年〜2年の間、学生として過ごす事になります。

今すぐにでもパティシエとして働きたいという強い意志がある方は、専門学校に通う時間がもったいないと感じてしまうかもしれません。

未経験OKのパティシエ募集求人をインターネットで検索してみたり、近所の洋菓子店などでアルバイトでもいいので求人を募集していないか探してみるといいでしょう。

将来的にも独立する気がない

専門学校に通わない場合、専門学校に通う最大のメリットともいえる資格の取得が難しくなる事は間違いありません。

パティシエに資格は必須ではありませんが、将来的に自分の店を持ち独立したいならその際に役立つ事は確実です。

しかし、そもそも独立する気がない場合には専門学校に通うのも、資格を取得するのもメリットに感じない場合もあるでしょう。

専門学校に通った筆者の体験談

私自身、パティシエの専門学校に2年間通っています。

私の場合は、在学中にも早くパティシエとしてお店で働きたいという気持ちがあったため、個人で経営しているケーキ屋さんでアルバイトをしていました。

平日は学校が終わった後にそのままケーキ屋さんで働き、土日も朝からアルバイトをしていたため遊ぶ時間はほとんど無く、もちろん大変な生活ではありましたが、パティシエとしての良い経験、修行であったと思います。

まとめ

パティシエになるには、専門学校の製菓学科に進学して卒業を目指すのが一般的なルートです。

学校でお菓子作りの基本だけでなく、本格的な知識・技術を学んだ上で就職できることが専門学校に通うメリットになるでしょう。

また、国家資格「製菓衛生師の受験資格」を得ることもできますので、将来的にパティシエとして独立まで考えるなら間違いなく近道になることでしょう。

この記事をきっかけに、ご自宅の近くにある「パティシエになるための専門学校」を調べていただき、進学の準備を進めてみてはいかがでしょうか。以上

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